大阪いずみ市民生活協同組合との協業に関するお知らせ
2014年05月15日株式会社エナリス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:池田元英 以下「当社」)は、大阪いずみ市民生活協同組合(本部:大阪府堺市 理事長:藤井克裕 以下「いずみ生協」)と、2014年6月1日より新たなスキームによる協業を開始することとなりましたのでお知らせいたします。
当取組は、いずみ生協が発電した再生可能エネルギーを、部分供給スキーム※1を活用した当社の電力代理購入サービスによって、いずみ生協の各施設にて利用するもので、近畿地区で需要家側が主導となって進める先進的な取組みになります。
具体的なスキームとしては、当社がいずみ生協の再生可能エネルギー発電所から、政府で決定しているFIT※2価格にプレミアムをつけて再生可能エネルギーを買い取ります。このエネルギーを部分供給制度を活用して、当社がいずみ生協に代わり複数の電力会社の電力を選択したうえで、いずみ生協の各店舗に提供いたします。ここで得た電力の需要と供給のデータは、いずみ生協が今後取組を検討しているPPS※3事業の立ち上げに際し、需給マネジメントや事業収支マネジメントに活用することにつながります。
当スキームにおける第1号案件として、いずみ生協が自社で所有する2か所のメガソーラー「和泉市・テクノステージ発電所」と「和泉市・あゆみの発電所」(2か所の合計で、出力約2.3メガワット、年間発電量想定約2.3百万キロワット時)で発電された電気を、当社が買い取りを行う特定契約を締結いたしました。なお、第2号案件として、「奈良・天理発電所」(出力約1メガワット、年間発電量想定約1.0百万キロワット時)を予定しております。
当社の電力代理購入サービスは、経済合理性、環境合理性、社会合理性の観点から需要家のニーズに合わせて最適な電源の選択肢を提供するものです。
今後も、電力の買取りを通じて、再生可能エネルギーの有効利用を促進するとともに、ユーザーである需要家に代わって最適な電力を調達することで、エネルギーの地産地消、それらを通じた電力利用の効率化を支援してまいります。
(※1)一つの需要家に対して、2つ以上の電力会社(新電力と一般電気事業者などの組み合わせ)が電力の供給を行うこと。
(※2)FIT(Feed-in Tariff の略、再生可能エネルギー特別措置法[固定価格買取制度]):再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。平成 24 年7月1日より開始されている。
(※3)PPS(Power Producer & Supplier の略):一般電気事業者(電力会社)以外で、50kW以上の高圧電力を必要とする大口需要家に対し電気の小売り供給を行う事業者。
大阪いずみ市民生協は事業者としての環境責任を自覚し、環境法令を順守して、より環境負荷の少ない事業・活動をすすめています。
- 省エネ・省資源のとりくみ、再生可能エネルギーの利用など、地球温暖化防止のとりくみをすすめます。
- 廃棄物の削減・リサイクルをすすめ、資源が大切にされる循環型社会の実現に貢献します。
- 環境に配慮した商品の普及に努めます。
- 環境に関する学習やコミュニケーションをすすめ、環境を守るとりくみを促進します。
■大阪いずみ市民生活協同組合
理事長:藤井 克裕
本部所在地:堺市堺区南花田口町2-2-15
創立:1974年11月5日
主な事業内容:供給事業、福祉事業
事業所:本部2、物流センター1、店センター1、商品検査センター1、共同購入センター13、店舗10、コープアイヘルパーステーション5、コープアイふれあい福祉センター1、コープアイケアセンター1、コープアイメゾン3、コープセンター1(2013年3月現在)
URL:http://www.izumi.coop/
<事業に関するお問い合わせ先>
株式会社エナリス エネルギーサービス事業本部
電話:03-6657-5453
<リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社エナリス 経営管理本部 広報・IR担当
電話:03-5284-8326