北海道内の再生可能エネルギーの地産地消を促進 ～生活協同組合コープさっぽろとの協業に関するお知らせ～

株式会社エナリス（本社：東京都足立区 代表取締役社長：池田元英 以下「エナリス」）は、生活協同組合コープさっぽろ（本部：北海道札幌市 理事長：大見英明 以下「コープさっぽろ」）が行うエネルギーの地産地消を促進する取組みにおいて新たなスキームによる協業を開始いたします。

当取組みは、北海道内で発電された再生可能エネルギーをコープさっぽろの施設にて利用するもので、北海道内では需要家側が主導となって進める先進的な取組みになります。北海道内の発電事業者としては、自社の発電設備で発電された電気が、同じ道内の企業で利用されることになるため、事業を通して循環型の経済を推進することになります。

具体的なスキームとしては、エナリス、およびコープさっぽろの100％子会社である株式会社エネコープ（本社：北海道札幌市 代表取締役社長：野坂卓見 以下「エネコープ」）が協同して、北海道内の再生可能エネルギー発電事業者から、政府で決定しているFIT価格※1 に環境価値を評価してプレミアムをつけて再生可能エネルギーを買い取ります。コープさっぽろは、エナリスが買い取った電気を新電力会社（PPS）※2 を介してコープさっぽろの店舗で利用いたします。

当スキームにおける第1号案件として、エネコープが自社で所有する２か所のメガソーラー「コープ・市民ソーラーとかち川西発電所」と「コープ・市民ソーラーとかち南町発電所」（2か所の合計で、出力約2メガワット、年間発電量想定約2百万キロワット時）で発電された電気を、エナリスが買取りを行う特定契約を締結いたしました。エナリスは、買い取った電気を、新電力を通じてコープさっぽろに供給いたします。

エナリスは電気の買取りを通じて、企業の皆様の、再生可能エネルギーの有効利用、エネルギーの地産地消、それらを通じた電力利用の効率化を支援してまいります。

※1）FIT（Feed-in Tariffの略、固定価格買取制度）
再生可能エネルギー（太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス）を用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。平成24年7月1日より開始されている。

※2）PPS（Power Producer & Supplierの略）
一般電気事業者（電力会社）以外で、50ｋＷ以上の高圧電力を必要とする大口需要家に対し電気の小売り供給を行う事業者。

生活協同組合コープさっぽろは、持続可能な社会・経済の実現に向けて『北海道で事業を通して循環型の経済を推進する』そして『エネルギーと自給率を高める』ことを目標として積極的な活動を推進しています。

■コープさっぽろの事業概要
名称：生活協同組合コープさっぽろ
理事長：大見 英明
本部所在地：札幌市西区発寒11条5丁目10番1号
創立：1965年7月
店舗：108店舗 28市 17町（2013年8月9日現在）
URL：http://www.coop-sapporo.or.jp/

■株式会社エネコープの事業概要
名称：株式会社エネコープ
代表者：野坂 卓見
本部所在地：札幌市北区篠路2条7丁目5番1号
創立：2001年7月
資本金：3,000万円（コープさっぽろ100％出資）
URL：http://www.enecoop.jp/

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