国連が主導する国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact」に加盟
2024年12月02日株式会社エナリス
株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏)は、エネルギー事業を通じて脱炭素社会の実現にさらに貢献していくことを目指し、国連が主導する国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact(以下、24/7 CFE Compact)」に加盟しました。
【24/7 CFE Compactとは】
「24/7 CFE」とは、24時間365日、リアルタイムで再生可能エネルギーを中心とするCO2排出量ゼロの電力(カーボンフリー電力)を使用するという考え方です。従来のように、環境証書等によってカーボンフリー電力を使用したと“みなす”のではなく、24時間365日すべての時間帯をカーボンフリー電力で賄います。2018年に米Googleが提唱したことをきっかけに世界中に広まり、2021年には国連が主導して24/7 CFEの実現・普及に向けた国際イニシアティブ「24/7 CFE Compact」が設立されました。米国連邦政府やGoogleをはじめとする米国IT企業、教育機関、エネルギー会社、投資会社・金融機関など、世界160以上の組織が加盟しています。
▶ 24/7 CFE Compact が掲げる5つの基本方針
- カーボンフリー電力の厳格な同時同量(Time-matched procurement)
- 同一系統内でのカーボンフリー電力の調達(Local procurement)
- 技術包括性(Technology-inclusive)
- 新しい発電の実現(Enable New Generation)
- 電力システムへの影響最大化(Maximize System Impact)
※原文 https://gocarbonfree247.com/the-movement/
▶ 24/7 CFE Compact HP https://gocarbonfree247.com/
【エナリスと24/7CFE】
エナリスは、最新のデジタル技術を活用した、カーボンニュートラルに貢献するさまざまなソリューションを開発・提供しています。ブロックチェーンによる電力と環境価値のトラッキング技術もその一つです。2023年9月には、このトラッキング技術を活用し、家庭などで自家消費された電力の環境価値を顕在化し、Jクレジット化することに成功しました。その他、需要予測や再生可能エネルギー発電量予測、分散型電源マネジメントにAIやIoTを活用するなど、エネルギー分野のDXに取り組んでいます。CDP認定再生可能エネルギープロバイダーでもあります。
エナリスでは、再生可能エネルギーの拡大とカーボンニュートラルの実現を推し進める上で、24/7 CFEの実現に挑戦することは、非常に価値があると考えています。将来的に24/7 CFE Compactの提示する基本方針に対応するスキーム・システムを開発し、お客さまにソリューション提供することを目指し、24/7 CFE Compactへの参画を決定しました。
エナリスは、24/7 CFE Compactに参加する企業や団体とのネットワーキングなどを通じ、脱炭素社会の実現に貢献する、より高度なソリューションの開発に取り組みます。