エネルギーリソースアグリゲーション事業協会(ERA)に参加
2023年10月06日株式会社エナリス
株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏)は2023年10月6日、同日設立されたエネルギーリソースアグリゲーション事業協会(ERA)に参加いたします。
エネルギーリソースアグリゲーション事業協会(ERA)とは
ERAは、特定卸供給事業者(アグリゲーター)、エネルギー事業者やメーカー、システムベンダー、金融機関、有識者等、幅広い業種から多くの事業者等が参画して設立した団体です。 エネルギーリソースアグリゲーション事業の健全な発展を図るとともに、分散型エネルギーリソース(DER)の活用を通じ電力需給の安定やエネルギーセキュリティーの向上、カーボンニュートラルの実現に貢献し、我が国の経済と国民生活の向上に寄与することを目的としています。
エナリスとアグリゲーション
エナリスは、2016年度から国のVPP実証事業にコンソーシアムリーダーとして参画し、ICT×IoT×AI技術を活用して多種多様かつ大量なDERを正確に制御して電力系統に活用するVPP(バーチャル・パワー・プラント)[※1]技術や仕組みを開発してきました。
2017年度からは、アグリゲーターとして調整力公募に参加し、デマンドレスポンスによって電力を供出する実サービスを開始。2022年度には特定卸供給事業者として初めてライセンス[※2]を取得した、第一号のアグリゲーターで、日本で初めてEVによる調整力公募の参加を支援しました。
エナリスは、アグリゲーション事業のさらなる発展には、事業者同士が連携を深め、国や関係機関への提言や制度整備を推し進めることが必要であるという想いから、ERAに参加することとしました。なお、エナリスはERAの理事会社をつとめ、執行役員事業企画本部長の小林輝夫が会社代表として参画します。
エナリスは、ERAへの参加を通じ、アグリゲーション事業の発展に貢献するとともに、カーボンニュートラルと電力の安定供給の両立を実現する新しい電力システムの構築に貢献します。
※1: 太陽光発電、蓄電池、電気自動車、省エネなど小規模な設備にデジタル技術を用いて統合制御することで火力発電所のような大型発電所と同様の機能を提供する技術。
※2:2022年4月に改正された電気事業法に新たに規定されたライセンス