海岸でゴミごみ拾い!海に恩返し
2022年02月14日電池、さびたくぎ、ガラス、ビニール、ペットボトル、たばこ―――。
これらはすべて、ある冬の日、エナリス社員が片瀬江ノ島海岸(神奈川県)で実際に海岸で拾ったごみの数々。海から流れ着いたのか、海岸に人がもちこんだのか。
「釣りに行こう会」と海
エナリスと海!?と思った方もいるかもしれません。
実はエナリスには、「釣りに行こう会」という同好会を結成し、時々船を出しては釣りを楽しんでいるメンバーがいます。もちろん釣ったお魚は大切においしくいただきます。
▲釣りに行こう会のメンバー(一部)
※マスクを着用していない写真はコロナ感染症拡大前に撮影したものです。
社内掲示板で呼びかけ
ある日、「釣りに行こう会」発起人の土屋正吾は、プライベートの告知もできる社内掲示板で呼びかけました。
「そういえば常に海に感謝はしているが、海に恩返しをシテイナカッタノダーーーーー!!」。
そうしてはじまった海のごみ拾い。2021年9月には逗子海岸、11月には国府津海岸、2022年1月には江の島海岸と、休日を活用して継続しています。参加者は毎回4-6人ほど。それぞれが当日海岸に行き、各々ごみ拾いを開始。「あっ、来てたのね」と現地で顔を合わせるメンバーもいれば、「今、海岸に着きました。どの辺ですか?」とメッセージを送って仲間を探す人も。みんな自由ですが、最後には各々が拾ったごみを持って、自然と一か所に集まります。今では、エナリスの社員だけでなく、普段お世話になっている取引先企業の方やエナリスを卒業した元社員も興味を持って参加。みんなで和気あいあいと活動しています。
▲1月のある日は、片瀬江ノ島海岸で恩返し!
▲ごみ袋2枚(燃える用&燃えない用)とトングと軍手を持った初参加のメンバーも
▲数時間で拾ったごみ①(片瀬江ノ島海岸)
▲数時間で拾ったごみ②(国府津海岸)
参加者のみなさんに聞いてみました!
一体、なぜごみを拾おうと思ったのでしょうか?
ひとり一人のきっかけや思いは異なるものの、同じ体験をすることで共感しあえる場面もあり、コミュニケーションや仲間意識のきっかけになっているようです。
海に恩返しを
2016年に海に流出したプラスチックの量だけで年間800万トンとされる海のごみ※。このままだと、海のプラスチック量はどんどん増え、2050年には魚の量を上回ると予想されています。約700種類もの海の生き物にも被害が出ているとされます。参加した社員の中には、「海でごみ拾いをしてはじめて、海にはどのくらいごみがあるんだろう、どんな影響があるんだろうと知りたくなって、いろいろと調べてみました」と話す人もいます。
自分たちがつくったもの、使ったものが、生き物や地球に影響を与えている。それにお世話になりながら私たちは生きている。そんなことにちょっぴり気づき、アクションを起こしていきたいと思ったエナリスの社員たちでした。
※参考サイト https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/14-sea/
写真はすべて©ENERES
取材・文責 エナリス広報部