～ 地域での事業強化・拡大に向け神奈川県小田原市の企業と資本提携 ～

エネルギー事業を展開する株式会社エナリス（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：小林昌宏、以下、エナリス）は、本日、連結子会社である湘南電力株式会社（本社：神奈川県平塚市、代表取締役会長：小林昌宏、以下、湘南電力）の保有株式198株（発行済み株式の99％）の内160株を、小田原市の地元企業5社に譲渡しましたのでお知らせします。譲渡先は、小田原ガス株式会社（本社：神奈川県小田原市、取締役社長：原正樹）に50株、株式会社古川（本社：神奈川県小田原市、代表取締役社長：古川剛士）に50株、ほうとくエネルギー株式会社（本社：神奈川県小田原市、代表取締役：蓑宮武夫）に20株、株式会社ニッショー（本社：神奈川県小田原市、代表：志澤昌彦）に20株、小田原衛生グループの有限会社オーワンカンパニー（本社：神奈川県小田原市、代表：鈴木大介）に20株となります。これにより、エナリスが保有する湘南電力の株式は38株（19％）となることから、湘南電力は当社の連結対象外となります。

なお、株式会社湘南ベルマーレ（本社：神奈川県平塚市、代表取締役社長：水谷尚人、以下、湘南ベルマーレ）の保有株式2株に変更はありません。

湘南電力について

湘南電力は、神奈川県内の再生可能エネルギーの地産地消を促進し、地域の活性化に貢献することを目的に、エナリスと平塚市を本拠地に活動するプロサッカーチーム、湘南ベルマーレが出資して、2014年9月に設立されました。以来、神奈川県内の法人、個人のお客様を対象に、神奈川県産の再生可能エネルギーを優先的に供給するとともに、利益の一部を地域貢献活動に還元するなど、地元に密着した事業を展開しています。また、特定地域内でのエネルギーの地産地消と防災強化を同時に推進する、松田町における取組みのように、自治体と連携した新しいスキーム作りも積極的に行っております。

本株式譲渡の背景と目的

今後さらに地域に寄り添ったサービスを提供し、地域に根付いた地域新電力として事業を強化・拡大していくことを目指す湘南電力の成長を見据え、経営基盤の中心を地域に移行することが最適であるという結論に至りました。
また、エナリスでは、再生可能エネルギーの地産地消を推進し、地域の活性化につながる地域新電力は、今後さらに全国へ拡大していくものと考えており、本年3月22日に発表した「エナリス中期経営計画」における今後3年間の戦略の一つに「新技術の活用による分散型エネルギー社会を見据えた新サービスの創出」を掲げております。

エナリスは、分散型エネルギー社会の担い手は地域新電力であり、湘南電力で構築した“地域新電力事業立ち上げ～地元企業への移譲”モデルが、地域新電力拡大及び早期の分散型エネルギー社会の実現に有効な仕組みであると考えており、今後他地域でもこのビジネスモデルを積極的に展開してまいります。

湘南電力の今後の展開

今回の株式譲渡等によるサービス内容等の変更は一切ございません。
湘南電力は、地元の企業が経営する地域新電力としてより一層地域に密着し、将来にわたってお客様や地域にメリットを還元できる事業を展開してまいります。さらに、電力会社の枠を超えたサービスの創出にも挑戦していく予定です。

エナリスは、従来どおり湘南電力の電力需給管理業務をはじめとする電力事業の運営を担うとともに、湘南電力の株主として、引き続き同社の発展に貢献してまいります。

株式譲渡に係る各社概要

湘南電力株式会社

小田原ガス株式会社

株式会社古川

ほうとくエネルギー株式会社

株式会社ニッショー

有限会社オーワンカンパニー（小田原衛生グループ）

譲渡後の株主構成

役員の異動（2017年5月11日付）

※旧役員体制

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