環境省が支援する水俣再生可能エネルギー事業への参画検討に関するお知らせ
2014年08月06日株式会社エナリス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:池田元英 以下「当社」)は、環境省が支援する熊本県水俣市の「環境モデル都市づくり(※)」における水俣再生可能エネルギー事業(木質バイオマス発電、太陽光発電等)への参画を検討することになりましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
熊本県水俣市の進める「環境モデル都市づくり」における再生可能エネルギー発電(木質バイオマス発電、太陽光発電等)の事業化について、このたび平成28年度の運転開始に向けて、当社を含めた下記事業者の間で本格的な検討を開始することとなりました。
バイオマス発電事業における取り組みは、水俣地域の雇用効果が見込まれるほか、発電された電力は、水俣市内及び東京丸の内地区に供給される予定で、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた東京の低炭素化に貢献するものとなります。
当社はこれまで培ってきた再生可能エネルギーの電源開発ノウハウを活用することで、水俣市の進める「環境モデル都市づくり」に最大限貢献できるよう努めて参りたいと考えております。
【主な事業者】
主な役割 | 企業名 |
燃料の調達 | 地元林業関係事業者、(株)エナリス、日本紙パルプ商事(株)、ほか大手林業関係者 |
発電所の建設・運転管理 | JNC(株)、JNCエンジニアリング(株) |
電気の供給、需要先の確保 | 三菱地所(株)、(株)エナリス |
*上記のほか、他の地元事業者の参画や環境省地域低炭素投資促進ファンド、市民ファンドの活用も検討されます。
(※) 熊本県水俣市の「環境モデル都市づくり」
水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法(平成21年法律第81号)及び同法の救済措置の方針(平成22年4月閣議決定)に基づき、環境省はこれまで水俣市の進める「環境モデル都市づくり」を支援してきました。
この活動の一環として水俣病発生地域の振興及び雇用の確保に資する再生可能エネルギー発電の事業化について、環境省と熊本県は「環境首都水俣創造事業」等を通じた検討費用を支援してきましたが、今回、水俣病公式発見60年の節目の年である平成28年度の運転開始に向けて、本格的な検討を開始いたしました。
【発電所概要(予定)】
- 設置場所:熊本県水俣市
- 発電規模:6.5MW
- 使用燃料:木材
- 供給先:水俣市内及び東京丸の内地区
- 事業開始予定:平成28年
※運営会社設立の際には環境省より「環境首都水俣創造事業」を活用した設備の一部補助を検討
<リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社エナリス 経営管理本部:広報担当
電話:03-5284-8326