小・中・高校7校での出前授業&企業訪問(2024年1~3月)
2024年04月12日エナリスが出前授業を始めてから2年目に突入した2023年度。
2023年度冬はうれしいなと感じることが2つありました。
ひとつは、1年前に「多様性編」の出前授業を実施させていただいた学校が、半年後に「エネルギー編」のオファーをくださり、そしてこの冬、当社を訪問してくれたんです。
微力ながらも教育現場のお役に立てているのかなと実感できました。
同じ学校が3度もリピートしてくださると、学校への親しみもどんどん沸いていきますね。
もうひとつのうれしいことは、このブログをご覧になってのお申込みが増えたこと。
「子どもたちが楽しそうですね。うちの学校でも同じエネルギー編の授業をお願いします」と言っていただけるようになりました。
ブログでのご紹介にご協力いただいた学校関係者の皆さまのおかげです。
2024年度も頑張ってまいります。
では、ここ3か月間で実施した出前授業・企業訪問のようすを「エネルギー編2校」「多様性編4校」「企業アイデアプレゼン1校」の順にダイジェストでお届けします。
出前授業「エネルギー編」2校
「エネルギー編』の授業では、24時間で電気をどんなことに使っているかを予測するワークに取り組んでいただいています。
2月19日横浜市立神奈川小学校にて小学6年生約60名
電気を何に使っているかを付箋に書き出すワークでは、床の上に座っている体勢にも関わらず「付箋が足りません」と言うほど次々に洗い出す児童もいれば、「何を書けばいいかわからない」と固まってしまう児童までさまざまでした。電気を何に使っているかすぐに思いつかないということは、電気が当たり前の存在になっているということなのかもしれないなと思いました。でも、だんだんと手が動くようになり、最後には全員がワークを完成させることができました。
質問コーナーでは、「エナリスの給料はいくらくらいですか?」と聞かれ、ちょっとタジタジに。
1月30日葛飾区立水元中学校1年生9名が来社
ワーク以外の時間に、ひょんなことから「脱炭素」に関する話題に。
当社が単純に電力を売るだけではなく、脱炭素推進のお手伝いをしていることについても少し知っていただくことができました。
「脱炭素」という言葉を初めてきいた生徒さんもいたようで、未来を担う中学生に、これから無関係・無関心ではいられない「脱炭素」という社会課題を知ってもらう機会となりました。ほんのちょっとでも心に残ってくれたら。
出前授業「多様性編」4校
多様性編では、当社人事部で働く全盲の早川美奈子と盲導犬タッチが講師を務めています。生活の仕方、仕事、社会生活の中で困ってしまうこと、盲導犬ができることなどを寸劇やデモンストレーションを交えてお話しています。
2月16日墨田区立竪川中学校で約140名
誰にとっても分かりやすく、使いやすい設計がされているユニバーサルデザイングッズ(牛乳パックやシャンプーボトル、ジャムの瓶など)を直接手にした生徒たちは、「これはどこに目印がある?」などと興味津々のようすで友達と確認し合っていました。
牛乳パックの上部の凹みが牛乳の目印だと知った生徒は、「わーほんとだ!」。
新しい気づきや発見につながった時、この授業をやってよかったと感じます。
3月6日新座市立第六中学校にて中学3年生約200名
講演の最後に、卒業を間近に控えた生徒さんに向けて先生が伝えたメッセージが印象的でした。それは、社会で困っている方を見かけたら、今日の学びを生かして助けてほしいのはもちろんだけれども、自分も困っていたら助けを求めていい、というものでした。
これから進学する人もいれば社会に出る人もいるとのことですが、誰もがきっといろいろな人に出会い、いろいろな困難にも出遭うでしょう。そんな時に今日の話を思い出し、お互いに助け合える存在になってくれたらと感じました。
3月12日江東きっずクラブ毛利にて小学1~5年生約80名
寸劇で、目が見えない人にとって不親切な道案内をするシーンでは、「そんな言い方じゃ分からないじゃん!」と元気なヤジが(笑)。
みなさん前のめりで参加いただき、とっても楽しい時間となりました。「もっと劇が見たい!」という声も。
3月27日BunBu学院中目黒校にて幼稚園・保育園・小学校の児童たち26名
この日もきゅうりを切るようすを披露!
見事なみじん切りに感激する児童が思わず、「ほとんど砂みたい!」(笑)。
また、早川の問いかけに挙手する児童に対して、別の子どもがすかさず「目が見えないんだから手を挙げてもわからないじゃん!」とつっこむ場面も見られました。
困った道案内などの寸劇にご協力いただいた先生方もノリノリの演技。会場を沸かせていただきありがとうございました!
起業アイデアプレゼン1校
1月23日東京都立農芸高校3年生5名が来社
過去に出前授業を2度実施させていただいた農芸高校のみなさんが当社を訪問。
農芸高校は、学校の選択科目の一環として、SDGs課題の解決につながる起業アイデアを創出しており、「実際にビジネスに携わっている社会人の方にアドバイスしていただけたら…」ということで、今回の訪問が実現しました。
起業アイデアは2つで、食品ロスを目指したカフェと、廃棄されたプラスチックからごみ箱やごみ袋を製造する会社。
高校生たちはかなり緊張したようすでプレゼンするのに対して、アドバイザーとして参加した「新しいこと大好き」の当社役員を含めた4名の社員たちはコメントの手を緩めません。
事業の構造に関する質問から、細かなアイデアに関する突っ込みまで終始本気モード。
高校生たちも一生懸命に対話し、最後には「自分たちが好きなテーマに取り組むのがいいよ」というアドバイスににっこり笑顔で緊張が解けたようすでした!
2023年度も、たくさんの学校にご協力いただき出前授業や企業訪問が行えました。
2024年度もよろしくお願いします!
写真はすべて©ENERES
文責 エナリス広報部